サオリのブログ!

お気持ち表明

気まぐれ解釈自省録

解説書を読んでいない、ストア派の基本思想やローマ人の思想等の予備知識は一切ない。

ただ、気になった一節を現時点での個人的な解釈をしてみようという記事。

まあ、こういうことなんかな?みたいな

気まぐれに更新する

 

マルクス・アウレリウス・アントニヌス

「自省録」第4巻 第三節より

原文

「憩いの場所にと、人々は田園や海浜や山地を求める。すべてそうしたことは、欲するときにお前は自己のうちに憩えるのに、この上なく知恵のない馬鹿げたことである。なぜなら人は、自己の心内に退いて憩うよりも安らかに、諸事面倒から離れてという所はどこにもないからである。一度それを覗き見るや身は直ちに快適の極みとなるごとき拠り所をうちに持つものにおいては、ことに然りである。ここに私の言う快適とは節度以外の何物でもない。されば、かかる憩いの場をたえずおまえ自身に与え、おまえの生気を新たにせよ。」

 

 

私の解釈

これ、旅行やバカンスを否定してるわけではないよね。何か悩み事があるとき、何か模索していて自分自身が見えてないときに所謂「全てをまっさらにリセットして自分探しの旅」等しても答えなどどこにもないよ。ということだと思う。

答えや、救いなどは実は自分自身の中にある、というより自分と向き合うことで出てくるものであり、

自分がそこに存在している以上は問題を一旦ゼロにして…ということはありえない。 

そして、快適というのは、逃避した先で得られる目先の快楽ではなく自己と向き合い、律することで心の安寧を得ること。言い換えると、自分の機嫌は自分でとるということ。

すべてを他人やものに丸投げして得られる快適は

本質的に快適ではない。

常に、自分と向き合い、自分自身の内に救いを見出し、そこに存在している意識をアップデートすべし

 

 

 

感想

  

 

まあこういう感じかな。

ちなみにこの後は「一体お前は何が不安なんだ?周りの悪が許せないか?それとも富や名声への憧れか?

自分自身のことが気に入らないのか?」的な文章が続きます。

 

 

この著者本当にストイックよな、いや、ストア派という思想がストイックという言葉の語源になってるらしいけど。まじストイック。普通に現実逃避したいわ。

少し嫌なことがあると、全てなかったことにしたいって思うよなぁ。けど、アントニヌス帝、めちゃストイックだつたんだろうけど、ここまでリセット癖、オールオアナッシング人間の解像度が高いってことは

実はそんな一面もあったのかもしれないね。

てか、語彙力がなくて悲しい、。あの、日本国憲法を口語訳したひとみたいに面白おかしく書きたいのに…